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木枯紋次郎と七人の侍がネコになったらいいな

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朝が来て 来た順番なのでしょうか ネコさんたちが 右の家に注目しながら 座っています  たがいに少し距離をおいているのは 緊張を避けるためで コロナのせいではないと思います 
正面の柵を超えて こちらに向かおうとしている らしいのもいます  花見の宴でも 始まるのでしょうか 




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「ちょいと そこの 尾の短い黒虎の兄さん 
 その角からこちらが2丁目28番2号 
 お前さんのいるところが1号や  1号のネコが 勝手にこちらに来るなよ 」
『汚いこと言う奴やな 1号も2号も サルどもが勝手に決めたことやないか 』
「汚くてもなんでも ダメなものはダメ 」




  
立て掛けられた 古い雨戸に ネコさんの爪痕が 見られて  ネコさんの 頻繁な通行を 示しています 
「ところがです  このブロックが固定されてないから 安全とは言えないし  鉢植えの若い枝を 背中で折ってしまったから  何か波乱が生じるかも知れません 」




  
「サイクリングにランニングか  光と風があれば 自然と触れあってる気でいるけどね  トカゲやバッタが居なくなったことなんて あん人たちにゃ関係ないんだ 」




  
「朽ちかけた板塀 道の両側に雑草 
 昭和の風情を残しているのに 虫の音がない 」





  
ネコさん おはようさん 
「おはよ  なんか良いこと あるかい? 」
良いことなんて そう簡単には無いんや  ヒトの世界も一緒やで 
嫌なことなら なんぼでもある  聞かせたろか 
「い ら ん !  」 





  
「トカゲもバッタも 少なくなってしまった 
 少なくとも 俺たちネコが食べたから  だけじゃないぞ 
 サルどもが 生息環境の容量を うんと小さくしてしまったんだ」





  
「あまり真剣に考えないで 紀州の海を眺めて ゆったり生きようよ 
 やめたくても 野良猫 やめられないんだから 」





  
「漁港の野良猫が 魚が食えずに 保護団体のおかげで カリカリ食べるなんて なさけないなあ 」
『まあそう言うな 現実は受け入れるしかない  有難いと思って 生きられなかった奴らの分まで 明るく 長生きしようや 』





  
「ロープと漁網の山は 空気が通って 夏にはよい休み場所や  ネコにはありがたいが もはや本来の目的で使われることがない というのも悲しいね 
 それより このかゆいのは 何とかならんのかな 」





  
「港の コンクリートの斜面は 冬冷たくて 夏熱い  
 それでなくても ネコの脚は 岩場を歩くようにできてないので つい 脚を痛めてしまう 」





  
「木製のトロ箱なんて 懐かしいけど 中が空 ってのは 寂しいね
 これだったら 燃やしても毒ガスは出ないし 海に捨てても やがては朽ちてなくなるんだ 
 “昔は良かった” と思うのは 年のせいだけじゃない気がするぞ 」





  
「春の港って いいもんでしょ  これで水揚げがあったら 言うこと無しだけどねえ 」





  
「なんやなんや 女同士が何の用や 」


  
「なんや もてないクラブ するんかいな  情けないなあ 」




  
「あんた なんやのん いやらしい  若い娘ばっかり見て 」


  
「あんなん相手にしてたら こっちが老けるわ 
  こっちはこっちで 若いの探そ 」





               
「何か走った 
    ネズ公かも知れん 
       逃がさんぞ! 」

違うやろ  フナムシやろ  ゴキブリかも知れんぞ 




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