ナンテンにネコ

   
「ナンテンにネコも　縁起がいいだろ　」
また縁起ですか　　縁起がいいというのはナンテンのこと？　ネコさんたちが作る二つ巴のこと？
「それもあるけど　一番はネコそのものだよ　」
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老木

   
「老木に虎ネコなんて　縁起がいいだろ　」
縁起がどうだかよく分かりませんが　老木なんてすっかり珍しくなってしまいましたもんね

勝手に通るな

   
「おいっ！　勝手にここをとおるなっ　」
『困ったこと言うなあ　ここは公園やろ　通るだけやからええやないか　』
「あかん　ここは俺が休む場所なんや　　おまえらが勝手に通ったらあかん　」
『何も邪魔してないのに　　言うことが人間に似てきたなあ　』

繁栄と治安

   
下田港の近くで　自家用の畑に座っている洋風のネコさんが居ます　　　飼い猫さんだと思うのですが 鋭い目で見つめています


   
「人が沢山来るのは有難いことなのだろうが　その分ヘンな奴がうろつくようになったから　気をつけないと　」

閉まってる

        
「閉まってるじゃないか　」


        
「ほかに当ても無いけど　　待つべきかな　　無駄かな　」

元ボス

   
「元ボスのプライドなんかあるから　顔がいくつあっても足りないよ　　だれか新しい顔焼いてくれないかな　」

おいらの心

   
「止めたら止まるよおいらの心　　　っと　止まることなかったようだね　」

女は大変

   
母さんをしばらく見ないと思ったら　また小さな虎ニャンコを連れて帰ってきました　　　今年も生まれたのですね　女は大変です

ストーカー

   
「しっこい男は嫌いって言ったはずよ　」

聞きたくない

         
ネコさんネコさん　ちょっとちょっと　聞いて聞いて
「毒にも薬にもならん　屁みたいな話やろ　　今日はパスしてくれんかなあ　」

靴音

   
「うん？　この足音はね　きっとあの人や　　　えっ　あれっ　ちょっと待ってね・・・・　」
おまえ猫やろ　　一発で聞き分けんかったら　危険な奴やったらどうするんや


                     
「えたいの知れん男の相手してたら　脳の設定が狂ったわ　」
人のせいにするなって　　ほんまは歳やろ

客の多い店

         
ラーメン屋は閉業しても　カリカリは供給されているようです　　ネコさんたちは一安心でしょう　　　それにしても　こんなにお客が居るのに　どうして店を閉めたのでしょうね

親父顔

   
乳飲み子にして親父顔のネコさん　　とにかく元気で無事に育ってほしいものです　　あまり大物になるとは思えませんが

カエル鳴く季節

   
「カエルが鳴いてるよ　そんな季節が来たんだ　　けど鳴いてるのは二匹だけ　これじゃ苦労してカエル捕りする気になれないね　　子供のころはカエルなんかいくらでも居て　おなかいっぱい食べたものだ　　おいしかなかったけどね　」

疎外感

   
「工場の扉はしまったまま　　車はビュンビュン走るけど　人影はなし　　　疎外感あるなあ　」


   
「生まれてくる子供たちに　もう少しいい世界　見せてやりたかったのにね　」

ゼブラのネコ

   
カーブの路線付け替えで　広く残ったゼブラゾーンを　　ガードレールに沿って歩いているネコさんを発見


   
呼べど叫べど完全に無視　　とうとう　ガードレールをくぐって姿を消すまで　まともにお顔を拝見することはできませんでした