力の限り逃げて

  
そんな所に居て　ゲリラ豪雨が来たらどうするんや
「もちろん逃げるよ　　力の限り逃げて　逃げ切れなかったら　それが寿命や　」

高いか安いか

  
ネコさんネコさん　車にヘンなものかけちゃだめよ　　中古でもけっこう高かったんだから
「高いか安いか　猫に関係ありません　」

いいもの

        
近頃　元ボスの彼は　美味しいものはすべて彼女に先に与えます
「あー　食べた食べた　　生きてて良かったわ　」


        
「さあ　次ぎ行こ　次ぎ　　　　　あんた　男のくせに　歩くの遅いなあ　」

乾いた歩道

  
早朝の歩道をネコさんが足早に進んで行きます　　ネコさんを立ち止まらせるような　特にネコさんを喜ばせるような　そんな何かは見当たりそうにありません

住人の心得

  
「おっ　　うん？　　新参者じゃね　」



                 
「この辺りに住むなら　　ごみを出す日を守ること　　町の猫にえさをやること　」

春になれば

        
「まだ９月やのに落ち葉に囲まれてしもうて　　私たち　サクラが見れるんやろか　」
『心配せんでもええ　　春になったら分かる　』

この臭い

  
「うーんと　持ってるのはそれ何？　　食べられるものの臭いじゃないよね　」

景気と野良猫

  
「なんでしょう今年は　お彼岸が済んでないと言うのにこの肌寒さ　早くも体温(生命)の維持に神経を使わないといけない季節が始まりました　　先が思いやられます　栄養や暖の取れない猫は死ぬしかない季節がやってきます　　人々の生活が苦しくなれば　野良猫は減らざるを得ません　　ヒト社会の隙間に依存している私たちには当然の仕方ないことですが　　高価な家猫さんが増えてるのがしゃくですね　」

お弁当

        
「おばちゃ～ん　ここやここ　今日はここや　」



        
「街を行くサルどもやイヌどもを　見下しながら食べるお弁当の味は　格別や　」

お水たっぷり

  
熱中症に対する注意が重視される昨今　　ネコさん用に　きれいなお水がたっぷり用意されていました

まだ動く

   
その車はまだ動くのでしょうか？
「動くと思うよ　走ってるの見たこと無いけど　　ナンバーもあるし　タイヤもしっかりしてるし　」

似た柄

   
「隣の奥さんと柄が似てるけど　　後に鏡があるわけやないんよ　」

待猫来る

        
意中のネコが現れたのでしょうか　　急に真剣な顔で立ち上がりました
「来た来た　　やっと来た　」

自慢のシッポ

       
「どうだいオレのシッポ　　某スポーツグッズのマークに似てないかい　　まだいけるだろ　」

梅雨の晴れ間

                
「梅雨の晴れ間って　今何月だと思ってんの　　８月よ
　夏も盛りだってのに　　蒸して　暑くって　お客は来ないときてるから　　もう　寝るっきゃないわ　」

大きい家

   
こうして見ると　ネコさんのお家　広く見えますよー
「人間は大きい家好きだね　　僕は　ピッタリで　しっくり来て　丈夫なのがいいな　」