韓流猫

          
「スリムな僕が小さいサドルに窮屈そうに座ると様になるだろ　おんぼろ自転車もかっこよく見えるってもんだ　　近頃じゃ韓流猫って呼ばれてるよ　うそだよ～ん」

猫が食べるもの

   
「ネギなんか植えずに　何か猫に食べられるもの作ってくれないかな」
畑で出来るもので猫が食べるものなんてある？　例えば何？
「う～ん　例えばあ　チーズとか・・・クッキーとか・・・　」
そんなもの畑で出来ないよ　無理だよ畑で猫の食べるものなんて
「だめかあ～　　　」

　　
「となると　　ネギの陰から食べ物くれる人を見逃さないように待つしかないか」

猫の径

          
ここは河川敷の畑の間の作業用の通路です。猫が通ると外からは殆ど見えないので、休み場、溜まり場にもなる、猫には有り難い猫の道になっています。
「上から覗くオッサンにおどろかされることもあるけど」

待ち猫来らず

   
待ち猫来らず　夕闇のみ迫る

餌待ちパトロール

          
猫にとって草が茂って人目に付きにくくなったのは有り難いが、周囲の様子も分かりにくくなった。　餌を持った人が来てくれる時刻が近づくと、草むらから出て早めにパトロールを始めないと遅れをとってしまう。

黄金週間

   
「連休だったようで、黄金週間とか言うのだそうですね。冬から夏に突入しましたが晴天が続き、多くの人が好い時を過ごされたのでわないでしょうか。人が沢山出るということは、我々もそれなりに多くのおこぼれにありつけるということで、宿無しにも有り難い連休でありました。」

おみやげ来い

          
高速道路のジャンクションの下、それも工事現場の横、どう見ても座り心地がよいとは思えないこの場所に毎日夕方になるとこの猫さんがやってきてしゃがんでいます。どうやら、日が暮れかかる頃になるとお土産を持って来てくれる人があるようです。

大工ニャン

   
「う～ん　この柱はまだまだ使えるのになあ」

昔はよかった

          
「この古ぼけた立体駐車場は昔から俺の縄張りで、ここが俺の定位置だった。　しょっちゅう車が出入りして飽きることが無かったもんだ。　それが今じゃこの通り閑古鳥だ。　“昔はよかった”なんて言いたくなるのは、歳の所為だろうか、時代の所為だろうか。」

ニャン婦さん

   
ニャン婦さん　　女は母になってまた美しくなる

気分最高

          
「春が来て　お腹がふくれるともう最高の気分　　ずっと ずっと ずっと ずっと ず～っと　このままの気分で居たいなあ」

トメさん復調 か

   
暖かくなって、トメさんも元気になったようです。カップルで歩いてたとの噂もあります。

廃屋無宿

          
「お屋敷の御猫様かって？　まさかあ　“廃屋の宿無し”　顔にそう書いてあるでしょ」

知らぬが猫

          
「やっと春を楽しめる暖かさになりましたね」
『そうなんですが、まだ鼻水が止まらんのですわ』
あしたの天気予報を知らない二頭は　幸せな午後の一時を過ごしました

飼ってくれませんか

   
「ネコが好きそうなお方ですね　ネコの勘で分かりますよ　　私を飼ってくれませんか　どうです　　痩せてはいますが若くて元気　性格も悪い方じゃないと思います」

元気もいいけど

タカシ！　もう　何やってんの真っ昼間から
元気でいいねってりゃそりゃそうだろうけど　相手は去年生まれた小娘だよ