姿も若く気も若く

   
　「こうすると結構若く見えるんや　　女引っかけに行ってこう　」
　『なんかしとんねん　　じじいのくせに　』

   
　『あいつ　ほんまに行きよった　』

何者ですか

   
「おっちゃんは何者ですか　　　ホームレスには見えんし・・・　　　金持ちには絶対見えんし・・・・・・　　」

運動不足

   
　「おまえ　ずっとここで寝とるなあ　」
　『うん』
　「餌が来るから言うて　寝てばっかりは体に悪いんやぞ　」
　『うん』
　「その辺　散歩してきたらどうや　」
　『うん』

犬のようで・・・

   
　「あれ犬か？」
　『多分な』
　「犬のようでもないし　犬でないようでもないし　」
　『祖先は犬なんやろ　きっと　』

トカゲ待ち

   
　「トカゲ～っ　　が石垣に入ってしまった」

   
　「あいつはきっとまた出てくる　　　しかし　待つのは眠気との闘いや」

森のお母さん

   
平地に出るや女子座り　お母さんだったのですね　　　仔猫をどこかに隠しているのでしょう　　　“おみやげ無し”をちょっと辛く感じます

本職の野良猫

   
　草を分けて進む様は　目つきも身のこなしもプロの野良そのものです

公園の隅の隅で

   
　「こんな公園の隅の隅で人に会うとわねえ
　　とりあえずねだってみましょう　　　お腹空いたよ～う　」

犬連れ散歩にわ

   
「おっ　ハトが降りてきよった　　車輪があるだけで気が付かんのやな　」


   
　「こんな時に犬連れてくるなよー」


   
　「なあおっちゃん　　どう思う？　」
　そう言われても・・・・・
　いや　そうです　犬を連れて散歩するには知事の許可が要るようにするべきです

ふうらいモデル

　 
このねこさん　れっきとした風来なのですが　去年プロのカメラマンに写されて今年のカレンダーに使われているそうです

   
「朝早くからご苦労さんだね　　あんたもプロかい」
プロには見えないだろ　　プロってのはもっといいカメラ持ってるよ　　雰囲気もあるしね

大事な仕事中

   
「こういう場所でこういう姿勢をとっているということは　そういう仕事をしているということでありまして　　　しばしお待ちを　」

自転車の真下

   
ネコさん大丈夫？　自転車の真下じゃないか
「素人さんの御心配はごもっともですが　自転車は右か左に倒れます　　真下には降ってきません」

妊娠しました

   
「妊娠いたしました　　けどこれくらいのことはお茶の子ニャンニャンです　　ネコですから　」

見てるだけ～

   
オフィスの前のちょっとした植え込みにも木があって　小鳥がやって来るものの低い枝や地面にわ降りて来ません　　ネコもそれを知っているようで　見つめているだけで腰は上げません
 

通勤時間

   
　「餌くれるおばちゃん　今日は来ないのかなあ」
　『まだやまだや　　あの通勤客の列が消えてからや』

不法駐輪

   
「ここは公園ですが　地下鉄の駅が近いので多くの人が勝手に自転車を置いて行きます　　もう15分も経てばネコの這い出る隙間もなくなります」