ふうらい道

          
「あんた　見かけん顔やね　」
ふうらい道を通しているというのか　　世話になっているお店の姉さんにも触らせないとか



          
それでも　　お姉さんが話しかけると　さすがに表情が和みます

それでよかった

          
初夏に産まれた子供たちは　先日めでたく全員もらわれて行きました
「そら　思い出したら辛いこともあるけど　　　それで良かったと思うことにしてるんや　」

百宿百飯

          
お店の倉庫にベッドまで作ってもらっておくつろぎのネコさん


          
てっきり飼いネコさんだと思っていたら　　立派なふうらいさんなんだそうです

もう会えない

   
ごめんな　　今日が最後なんや　　もう来れないんや　　ごめんよ
理解してくれているようには見えないところが　つらいですね

体の下の感触

   
ネコさんネコさん　　あまり場所が変わったようには見えませんぞ
「ええねん気休めやから　　　と言うか　体の下の感触が変わったから　それでＯＫなんや　」

夢の続きを

   
「起こされてしまったから　　　一旦起き上がって　」


   
「位置をちょいとずらして　」


   
「気分も新たに　もう一度寝よう　」

起こすなよ

    
「えっ？　なんや？　　　写真くらいで起こすなよ　」

また一日が

   
「もう三輪おばちゃんが通る時間か　」


   
「もうすぐ植木屋のおっちゃんも帰るんやろ　　　一日くらい寝てる間やな　」

すべくして失敗

   
などと言いながら　　ハトを狙うに忍び足のつもりがこれですから　　　結果はおのずと明らか


   
結局出発点に戻っておりました

ネコの一分

   
「ハトが地面に降りおった　　　この距離で見逃せば　ネコの一分が立ち申さぬ　」

クロヒョウネコ

   
大柄で　筋肉質で　クロヒョウのようなイケメンのネコさん　　　後ろ足の大きいのが自慢なのでしょうか？　　後脚の梅花紋が目立ちます

ワイルドな味

   
「欲しそうに見つめても　あげませんよ　これは　」


   
「かったいなあ～　　　しかし　これが　なんともワイルドな味　」

順番が来た

   
やっと彼女にも順番が回って来ました
待った甲斐あってなかなか大きそうです

順番待ち

   
「次　僕やで　　　なあおっちゃん　　　次　僕やで　」
『その次が私　』
わかったわかった　　待ってろよ　　すぐまた釣れるからなあ

俺が一番

   
「俺が一番　　　俺　もうもらったよ　　　ぴちぴち跳ねて　この走って逃げそうな活きの良さが何とも言えないね　」

バス釣りおじさん

    　
やってきたのはバス釣りおじさんでした　　　おじさんは　他の魚が釣れると池に帰しますが　バスが釣れるとネコにくれるのです　　　　待ちきれないネコ達が興奮してまつわり付きます　　　バスは体長１０ｃｍばかりのものが凄く沢山居るらしく　竿を入れると１，２分も待たずに釣れていました