ガラスの目

   
「またお会いしましたね　　しかし　その　ガラスの目のような筒は好きになれません　　覗かれてるような嫌な気分です」

知らぬが猫

          
「やっと春を楽しめる暖かさになりましたね」
『そうなんですが、まだ鼻水が止まらんのですわ』
あしたの天気予報を知らない二頭は　幸せな午後の一時を過ごしました

飼ってくれませんか

   
「ネコが好きそうなお方ですね　ネコの勘で分かりますよ　　私を飼ってくれませんか　どうです　　痩せてはいますが若くて元気　性格も悪い方じゃないと思います」

元気もいいけど

タカシ！　もう　何やってんの真っ昼間から
元気でいいねってりゃそりゃそうだろうけど　相手は去年生まれた小娘だよ

個性様々

   
ネコはそれぞれに個性豊か、兄弟でも、静かに座って日光浴を楽しもうとするものもいれば、じっとしていられずに用も無いのに動き回るものがいます。

元気じゃない

          
うお～っ　トメさん　元気っ？！
「元気なわけないでしょ　見れば分かるでしょうが」

紀伊山猫

   
栄養状態が悪いからでしょう、体はなかなか大きくなりません。それでも、山麓の林を背景に切り倒されて放置された木の上に上ると、飼い猫や街野良には感じられない厳しさのような迫力が感じられます。

キノボリトカゲ

ネコが木の上を見上げているのは小鳥が居るからではありません。キノボリトカゲです。１ｍくらいまで降りてくれば跳び付いてやろうと思っていたのに、キノボリトカゲは殺気を感じたのかまた上って行きました。

クロシッポ待てっ！

    
「待てよクロシッポ！　いま一緒に行こうって言うたやないか　」

何か用か

          
「オッ」，『オッ』，［オッ］
「何か用か」

お供え黒猫

   
お地蔵様は黒猫が好きなのでしょうか。黒猫がお供えしてありました。

虎猫兄弟

          
虎猫年を迎えて　虎猫兄弟がムクムク　モコモコ　ニャゴニャゴと育ちました。今年はもちろん　来年も　その次も　そのまた次の年も　彼らにとって幸多い年であって欲しいものです。

開運招福、千客万来

          
日勤の番頭猫さんは眠たそう。千客万来と書いてあるのに、お客が来るのは迷惑な様子です。　

畑の土手へ虫捕りに

          
おばあさんは畑へタマネギの世話に、おにゃあさんは畑の土手へ虫捕りに、桃は転がってきませんでした。

山里にも春が

   
山間の郷にも遅い春がやって来ました。農機具の小屋に棲み込んだ三匹の猫達は、無事に春を迎えることが出来ました。

多忙な春

   
タカシとトメさんジュニアはイヌのように忙しそうに動き回っています。それにしても、タカシのお尻は立派ですね。