---Ninjya AD---
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「31番はネコだと思うものだから 隣の奴のこの横着な止め方 見て!」
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農機具倉庫の小屋は有り難いもので、3匹のネコたちが生存しておりました。ここまで来たのだから、後半分、春まで生き延びて欲しいものです。
カウンターにどっしり座って鈴まで着けて福猫を決めているので、てっきり帳場を預かる番頭猫さんと思ったら、夜はカイロ付きの外猫なんですって。不景気の風は厳しいですねえ。

興奮して現れたタカシは、忙しそうにあちこちにシャーシャーとかけて回っておりました。 が
その後は 寒いからか お地蔵様のようになっておりました。
恋の季節、タカシは張り切っています。屋根の上を疾走、危ないと思った庇の角も高速で曲がっていきました。
一方トメさんはいじけています。無関心なふりをして背を向けていますが、実はまた前足を怪我しているのです。知られたくなくて隠しているのです。
「虎猫歳になっても なんにもいいことないよな」
くさらない くさらない、 日差しは日に日に強くなってるよ。 春が近づいてるよ。
「それだけを楽しみに生きろってことか 虎猫歳に関係ないけどね」
「ジィーーーッと目を閉じていて パッと開くと目の前にはお刺身がいっぱい なんてこと・・・・・」
裏道に朝が来た。
「あの人誰や」
寒い季節は恋の季節、縄張りの管理は厳重です。臭いで負けてなるものか、シャーシャーシャーとかけて回ります。
「おまえなんかに用は無い」
「文句あるんか」
「イヌはね おしっこしたあと後足でこうするんだ パッパッパッパツ ってね」
タカシくん寒いね。暖冬のはずだったのにね。大きな体に大きな顔、貫禄はないけど膨れっ面はよく似合うよ。
軒下いっぱいに薪が積み上げられて ヒトの冬支度は整ったかのようですが、これと言った冬支度のないネコは厳しい季節を耐えるだけです。
「あのう・・・・ どちら様でしょうか?
あっ すっかりこの家の住猫気分になっておりますもので」

「沖縄の猫は細身が多いのは確かだが、俺みたいなのも居るってことを忘れんなよ。」
「あっ イヌが来た。 来年は虎猫歳だから もっと良いものに来て欲しいな。」
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