野球のある日

   
「なんとなく人の動きがあわただしい　　　どうやら今日は野球がありそうな･・･・　」

早起きは

   
　「今日も暑くなりそうだが　とりあえず早起きは気分好し」
　早起きは体に悪いんじゃ
　「ま　そういう説も無くはない」

階段は

          
　　　「階段は　上りはまだええのですが　下りは肘に応えます」

お若いから

          
「今年の暑さはまた格別ですなあ　年寄りには応えます
　あんさんまだ七十におなりやのうて？　よろしなあ　お若いから」

顔のほころぶ話

   
トメさんおひさ　　元気そうじゃん　　　何もにらむことないだろ
「何ぞ　顔のほころぶような話でもあるんかい」
顔のほころぶ話ねえ・・？・・・・　　バッグのほころぶ話ならあるけど

ここで寝るしか

          
　　　おまえら　いつもここで寝とるなあ
　　　「そんなら　ほかにどこ行け言うのん」
　　　『暑いからって　ここしかないんや』

移り変わり

   
世の中落ち着かないのか　暫く来ぬ間に見知らぬネコさんばかりになりました
「そうかも知れませんな　　私も西から越して来たばかりです」

暑いのに

   
　「だえや　　なんか　おうか～　？　」
　『寝とれ寝とれ　相手にするな　暑いのに』

地面はECOの始まり

          
植え込みの奥の塀の際　　ここは風通しもよくなくて結構暑そうに思えるのですが　ネコはよくこの場所を選びます　　風通しは今一でも　地面に体を接しているとうまく体温が奪われるのでしょうか

車のてっぺん

          
「この家の象徴とも言うべき赤い車　　その屋根のてっぺんに座ると自分の地位が示された気がする」

          
「兄貴は売り込みうまいからなあ･・･・･　　頭いいんだ　」

いつの日か我が家

   
二階の窓から中を覗いて　　ここが自分の部屋になることを夢見ます


   
叱られても動じることなく　　一声鳴いて入る意思のあることをアピールします

お腹空いたよう

          
「お腹空いたよう　何かおくれよう　　このまま眠ったらもう目が覚めないかもしれない　」
こういうのって辛いですね　本当に辛いです

地上か地下か

  
「暑くなりました　　梅雨の暑さと言うのでしょうか蒸し暑いです
　こんな時　地下トンネルを行くべきなのか　風通しのよい地上を行くべきなのか　　思案してしまいます　」

シファカ

   
「シファカに似てるって？　　尻尾がですか？　　色かなあ？　
　　　　　　　ネコですよ　私はネコ
　　　　　　　　　　　　　尻尾が少し太いけど　キツネじゃないですよ」

見知らぬ人

           
見知らぬ人間は　危険か　安全か　有益か　即座に判定することが要求されます　　　誤りは生死に関わりかねません


          
「悪い人には見えないけど・・・　　　何かくれます？・・・　　くれそうにも見えませんねえ」

くすんだ背景

   
　「背景にとけこんでるってえ？・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おれまだ生きてるけどなあ」