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木枯紋次郎と七人の侍がネコになったらいいな

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昨年の秋には冬越しが危ぶまれた農機具小屋の三匹ですが、無事に春を迎え、そして夏を迎え、ゆとりの季節を楽しんでいるようです。
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黒潮の中に突き出た半島の先端部に近いこの地域では、夏は一段と暑いのですが、木陰に入ると海を渡る涼しい風が吹いてきます。
          
 「ふうらいにも腹八分めってことがあるのに」
   
みんな死んでるわけではありません。ネコキチオバサンが餌をくれて帰ったあと、猫達はお腹一杯で起き上がれないのです。世話役?のようなのが一頭だけ、新たな来訪者に応対してくれました。
   
山麓の民家の屋根の上に、見たようなネコが現れました。似ていますが、よく見ると初めて見る顔です。しかもふうらいのようです。
   
  ・・・ みんないるかな  ここはどこかな ・・・
食べ物を探していても、仲間の行動や現在の位置の把握を怠らない、それがボスの勤めです。
          
「今日はどっちの方へ行こうか」
 ・・・ヒソヒソ・・・・・
「カラスに聞かれるとまずいからな」
   
山間の谷にはなかなか朝の光がやってきません。やっと半分明るくなって半分暖かくなりました。嬉しいことですが、虫取りをするには虫達の動きが鈍い寒い時間帯の方が有利です。
   
栄養状態が悪いからでしょう、体はなかなか大きくなりません。それでも、山麓の林を背景に切り倒されて放置された木の上に上ると、飼い猫や街野良には感じられない厳しさのような迫力が感じられます。
          
おばあさんは畑へタマネギの世話に、おにゃあさんは畑の土手へ虫捕りに、桃は転がってきませんでした。
   
山間の郷にも遅い春がやって来ました。農機具の小屋に棲み込んだ三匹の猫達は、無事に春を迎えることが出来ました。
           tr02221yamaneko.jpg
農機具の小屋に住み着く山村野良猫は、半ば野生化して山猫状態になり、これ以上近付くと逃げ込んでしまいます。

           tr02222tikadukenai.jpg
何気ないこんな姿も、そこそこの望遠レンズをもってしてこれが限界です。砦に立てこもる山賊を連想させます。
見張りにしてはたるんだ顔ですが。


   
“あっ かわいい仔猫”と思うかもしれませんが、山村野良は食糧事情が厳しく、栄養状態が悪いと体は子供のまま大人になってしまいます。
   
農機具倉庫の小屋は有り難いもので、3匹のネコたちが生存しておりました。ここまで来たのだから、後半分、春まで生き延びて欲しいものです。
   
軒下いっぱいに薪が積み上げられて ヒトの冬支度は整ったかのようですが、これと言った冬支度のないネコは厳しい季節を耐えるだけです。
          
「あのう・・・・  どちら様でしょうか?
 あっ  すっかりこの家の住猫気分になっておりますもので」
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