よ～いドン！

                   
「高くてもネットですから　登るのは簡単なんですよ　　　でも　なにかきっかけが欲しいですね　　　子どもの頃なら　こうしてると　だれかが“よ～い　ドン！”なんて言ってくれたものですけどね　」

本当の秋

   
「この台は何かって？　そりゃあ私の昼寝ベッドに決まってるでしょ　」



     
「ほんとはそうじゃなくて　植木鉢を置く台なの　　　この家のおじいさまがいらっした頃は　秋になればそれはもう立派な菊の花が陳んだものよ　・・・　　　　私にとっては　あれがほんとの秋だわ　」

手先は器用

   
「手先は器用なんですよ　　こうして虫さんを捕まえて　　さあ食べましょうか走らせましょうか　」

ここまでしながら

   
「ネットをたたんだまでは感心だが　それならもう少し隅におきなよ　」

しつこいな

          
「突然に　　オッサン何者や　」



          
「悪い奴には見えないけど　　そうどこまでも着いてくるなって　」

俺達の幼稚園

          
「幼稚園には入れてもらえないから　ここが俺達の幼稚園　」

カアが先に

                   
「も～う　　いいものはみんなカアが先に拾ってしまうんだから　」

逃げるしぐさ

   
「母さんなにしてるの　」
『なにって　逃げる準備　』
「本気に見えないよ 」
『本気とまで行かなくても　ネコがよくする“しぐさ”　』

おっ 新顔

   
おっ　新顔の若造です
「おっ　新顔のオッサンや　」

ネコ勘レーダー

   
「もう10月も半ばに近いというのに　すだれが有難いこの暑さ 」
ネコにカレンダーがあるんかい？
「ねこカレンダーは無いけど　“ネコ勘レーダー”はあるよ　」

写真の思い出

   
ネコさん　　カメラを向けると姿勢を正すのですね
「写真を写してもらえるということは　家族の一員として認められた証ですから　誇りに思いました　・・・　　　そんな時代がありました　」

ガーデニング

   
おじょうさん　ご趣味はガーデニングですか？
「そう　　土いじりが好きなの　　富士山なんか大好き　」

自慢のコート

   
「白いコートが私の自慢やったのに　今はそれがもとで“バッチイ”言われて・・・　」
『言うなって　　冬になれば　俺よりおまえの方が温かいってこともある　』

スカウトの人？

   
育ちのよさそうなイケメンネコ様がくつろいでおられます　　垣根の裏まで入って迫ってみました
「あれっ　スカウトの人？　　ちがうの？　」

よい季節

   
「過ごしやすくなりましたねえ　」
『はい　　屋根の上も縁の下も　それなりに心地よい季節になりました　』



   
「言うてるうちに冬が来るんじゃ・・・　
　　なんて　　先のことを考える俺の方が馬鹿なのかなあ　」

陰もまたよし

   
「用ないんやろ
　　　えっ　陰になってるって？　
　　　　　うん　ええんや　　“日陰もまたよし”の季節や　」