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木枯紋次郎と七人の侍がネコになったらいいな

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ネコさん 良い季節に なりましたね
 暖かい方がいいですよね
 「 ・・・・ ウニャ ・・・・ 」
 これから暑くなりますよ  負けずに生きて下さいね
 「 ・・・・ ウニャ ・・・・ 」





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 イヂちゃんのおばあちゃんは 左前脚をトラバサミで失った 三本足のミャーオでした   三本足だから 狩りができないので 野良猫の中でも 一段と栄養不良でした
 それでもミャーオは 翌春に 後にイヂちゃんの母親となる ムーちゃんを生みました   ムーちゃんも 生まれつきの栄養不良でしたから イヂちゃんを生んだ年の秋 二年を待たずして 旅立って逝きました
 イヂちゃんの他にも 同じような毛色のネコが 三頭ばかり 一緒に生まれたようでしたが   育ったのは イヂちゃんだけでした  イヂちゃんは やせて つやの無いボサボサの毛をしていましたが 五年半いきました 
 イヂちゃんは 体力を維持するため 動き回ることは避け  もっぱらNPOから支給される餌にのみ頼って  堂守のように 観音堂とその付近で暮らしていました   しかし 2025年の夏はことのほか暑さが厳しく 秋風にほっとした頃 夏の疲れに押しつぶされたかのように 姿を消しました



 白いタヌキさんかと思ったら 白いネコさんでしたね
 「あんこの入ったドーナツ 食べちゃったよ 」
 いいのです いいのです  そのための お供え物ですから
 「あれ すごくおいしいな  ちょっと胸焼けするけど 」


 後の人だかりは なんですか  なにかあったのですか 
 「知らないよ  あんなのに関わったら ろくなこと 無いんだから 」




「お墓参りの人だからって 安信は出来ないよ 
  イヌ連れも 珍しくないんだから 
   もっと危ないのはサルガキ 
    だって イヌは石投げないでしょ 」


「とりあえずは 半分身を隠して 様子を見ましょ 」



「フェンスの破れたネコ道を通り抜けて 裏道に出るのなら  毎日とは言わないが それなりの通行料を置くのがマナーってものだろうに  」



「毎度ご馳走さま
 お風呂マットを こんな風に使うなんて  今年はきっと佳い年になりますよ 」




       
「花と野菜畑 なんてところに ネコは用が無いと思う人もいるけど 
   そうじゃなくて ネズ公はこんな所に いるんだよ 
    特に夜はね 」




       
「冬の日は早く落ちて もう陰だよ 嫌だね 
  かと言って あの喧しいパイプに乗ると 振動で眠れないし 」





   
 ネコは一頭ではありません 
  しかもみな “この辺りはみな我が家”と言わんばかりに
   落ち着いているのです 



        
  人里離れた六甲山中に ネコ
   落ち着いた態度で 餌をねだるかのように見ています

  
 栄養状態も 決して悪くはないようです
  登山者やハイカーのお恵みだけで 
   こんなにゆったり生きていけるとしたら
 それこそが 六甲山 なのでしょうか






   
 「自分にすねとるにゃ  すねて楽になるなら それでよし 
      すねて居られるだけ有難い という 考え方もある 」






       
 ネコさん 何をすねとんにゃ 
 「何を?って そんなん分からん 
   分からん何かに すねとるんや 
    しかし それでは何も解決せん  そこがつらいんや 」
 分かったら それだけで楽になる  こともあるのにな 
 「フン ニャ 」




       
 「この溝蓋って いやだなあ 
  ウシさんやシカさんでなくても ネコだってはまると怪我しそう
 な気がする 

  近頃のお姉さんは ハイヒールなんて はかないのかなあ 」




       
 昔 お寺の墓場に 近くの家に飼われているらしいオスの赤猫がよく遊びに来ていました  三歳くらいの若いネコで 冬には 日向ぼっこをする姿が よく見られました 
 ところが ある日突然に置き猫されてしまったのです
 それでも 野良猫で同じ赤虎の才女を得て たくましく暮らしておりました  私は彼を「オトウサン」と呼んでいました
 そこへ 幸か不幸か やたらと餌をくれる「餌撒きおばちゃん」が来るようになり  赤猫達は増えて十頭を超えるところまで行きました  あまりのことにNPOが入って全個体に避妊手術をし 餌を与えて管理することを始めました
 落ち着いたところでネコの群れは八頭になり オトウサンがリーダーを務めていました  八頭近い赤猫達が日向ぼっこをする姿や NPOの人が来る時刻になるとお堂の縁に並んで待つ姿が見られました 
 赤猫達は人目に触れることが多くなり 元飼い猫のオトウサンに里親を希望する方が現れました  事情をよく理解して下さる人であったので オトウサンは彼のお気に入りの若メスとセットでもらわれて行きました 
 オトウサンなきあと群れは求心力を失い お堂の番ネコのような一頭を残して それぞれがばらばらに行動するようになり 餌をもらえる時間にだけもどってくるようになりました  ネコの群れのリーダーは ボスでも飾りでもなかったようです


   
「夏も冬も 変わらぬ濃い緑で 松の木さんはありがたいね 
 少々チクチクするけど 風通しは好いし 昼寝には最高 」



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