無事に育って

  
「カラスのガキどもが　地面におりてるな　
　今年の子供が　あそこまで　育ったんやな　
　育てば脅威になるけど　　それでもやっぱり　こどもは無事に育ってほしい　　なんて思うのは　私が女やからやろか　」

イノが食べる

      
「イノシシが　崩れた岩を掘り起こして　隠れている動物たちを　みんな食べてしまう　　ネコに　砕石を掘り起こす力は無し　お手上げだよ　」

西日が温か

      
「有難いことに　　西日の暑さが　まだ気持ちよく感じられる　
　梅雨が明けるまでの話だけどね　」

イノが来ぬ間に

  
「イノが来ぬ間に　急いで　食べ物を　探しましょう　」

心の病

  
「一人で登ってきて　一人でお弁当食べて　“ネコさん少し上げましょうか”　などという気配もなく　　食べ終わると弁当箱を袋に入れて　魔法瓶と一緒にザックに入れて　また一人で山道を歩きだす　
　心の病やね　表情が全くない　　楽しそうでない　　ネコを思いやる気持ちがない　　自分は誰かに思いやってほしいのやろうにな　」

山の上

  
「日が照るかと思えば　冷たい風が吹く　
　風に砂が散るかと思えば　雲に包まれて毛先が濡れる　
　だいたい　俺たちの住む場所じゃないんだよな　山の上なんて　」

魚心あれば

  
「そりゃあ　写されてやっても　良いのだが　
　魚心あれば　猫心　ってことがあるだろ　」

職人気質

  
「懐かしい　レンガで塀を作るなんて　ちょっと嬉しいけど　
　せっかく作るなら　面をもう少しちゃんとそろえよう　なんて　職人気質は無いのかね　」

  
「なあ　オッサン　」
　“おっちゃん”　や　

猫は東に

  
　ありがたや　猫は東に　尾は西に　

「朝の忙しい時に　何つまらんこと　言うとるんや　
　それに　東と西が反対やないか　」
　反対やないと　歌にならんのや　

何か良いこと

  
ネコさん　おはようさん　
「おはよ　　なんか良いこと　あるかい？　」
良いことなんて　そう簡単には無いんや　　ヒトの世界も一緒やで　
嫌なことなら　なんぼでもある　　聞かせたろか　
「い　ら　ん　!  」　

黒い翼

  
「黒いマントをひるがえしか　　気に入らんなあ　自分の世界みたいな態度が　むかつく　」
『気持ちは分かるが　あいつと喧嘩するなよ　　下手すると　命落とすぞ　』

雑巾猫

  
「ちょっと　“雑巾ネコ” はないやろ　　
　これでも　女一人　今日まで生きて来たんや　
　汚い思たら　あんたがあっち行き　」

早や動き出す

  
「ちょいと　温かくなったと思うと　もう動き出す　
　すべてに気分良く過ごせる日って　無いものかね　」

ハクビシン

  
ネコさんではありませんが　2月16日の夜　　自動カメラに　ハクビシンさんが　写っておりました　

神戸の山の手

  
「“港町神戸の　山の手に住んで　毎晩　100万ドルの夜景を見て暮らしている”　　なんて言っても　実態はこれだ　」

夜は眠れず

      
「くだらないこと言ってないで　日のあるうちに　少しでも眠っておかないと　夜は寒くて　眠れないんだから　」