豹紋猫

  
　見慣れぬ奴やな
「見慣れぬ奴やな　」

ネコさん　立派な縞模様ですね　　　特に腰のあたりは　山猫さんのようですね
「挨拶代わりのほめ言葉か　　悪い奴には見えんし　　まあ　じわーっと付き合うとするか　」

並みの野良猫

  
元樹上生活者の黒縞ネコさん　　だいぶ体力が付いたのか　普通の野良猫さんに見えますね



    
こちらはまた　元気そうですが　上のネコさんに良く似たお方　　どこかで血の繋がりが有るのでしょうね

特例措置法

  
奥さんのお子さんだったのですか
「そうなんです　　やっとここまで育ってくれたので　何とか一人前になるまでと思っているのですが　　この暑さです　　　　　申しにくいのですが　その　・・・・・　　なにか　・・・・・　　」
う～ん　　特例措置法を適用しましょう

もうすぐ涼しく

        
仔猫さん　　どうやら夏を生き延びたようですね　　もうすぐですよ　もうすぐ涼しくなりますよ

美味しいの記憶

  
元樹上生活者のネコさん　美味しい顔　してますね
「美味しい顔　って言うんだ　　こんな顔　今までにしたこと有るか無いかさえ　覚えてないよ　」

秋に分かる

      
「生きるも逝くも　みな定め　　秋になったら分かるこっちゃ　」

暑さ続くと

  
ネコさん　　ネコさん　　大丈夫ですか
「フー　　フー　　フー　　ハー　クチャクチャ　」
こう暑いと　　そのまま動かなくなったのかと　心配です


  
「こっちは　大丈夫よー　」

猫の軽重

  
ネコさん　なかなかよいお顔をしてますね
「こんな顔が　ええんかい　」
野良猫らしくて　私は好きです
「・・・・・・　フフ　　少しはネコが分かるように　なりよったか　」

ようお参りで

          
ネコさん　暑いですね
「暑いのに　ようお参りです
　おおっ　これはなんと　あなたの背中から　ゴキブリの妖気が　立ち上っていますぞ　」
ゴキブリって　あのゴキブリですか
「そうです　　これはいかん　私が祓ってあげましょう　　いや　高いことは言いません　」
ちょっとお参りに寄っただけですので　　帰って考えてみます
「早うした方がよい　　手遅れになると　全身に油を噴いて　地面を這い回ることになるやも知れません　」

手洗い場

  
「今日は　蛇口使用禁止　　ネコにとっては最高の場所や　」

ネコはカワイイ

  
「日も短くなり始めて　学生も　サラリーマンも　子供たちも　通り過ぎる足が速くなった気がする
　それはええが　　カワイイ　カワイイ　て　ええ歳したおばはんまで　　他の日本語知らんのか　　俺のどこが可愛いんや　」

ネコの架け橋

        
「看板と塀に　ネコの架け橋　　昔はこれだけで　ちょっと絵になると言われたのに　　　今では　空を跳ぶネコの写真でも　大して感心されない　」

去年の夏

        
ご立派になられまして　嬉しいことです
「けったいなおやじやな　何か用か　」
去年の夏　まだ小さい折に　ご兄弟達と一緒に写させていただきました　　覚えてませんよね
「知らんなあ　ガキの頃の話やからな　」
ご兄弟は・・・・・
「逝ったわい　　冬を知ったのは俺だけや　」
そうでしたか　　また冬が来ます　　お気をつけて
「つまらんこと心配するな　　オッサンこそ生きとれよ　」

秋風

  
風が吹きぬける暗渠の入り口は　ネコ達の避暑地　　つい先日まで　たいてい２,３頭のネコが　死んだように転がっていたのに　　急に秋風が吹いて　　今日は一頭が　逆立ちでもしそうな姿勢で　何か食べています

地上の生活

  
樹上生活をやめて　地上中心の生活をするようになって　だいぶ体調も良くなってきたようですね
「お陰様で命拾いをして　　“健康な生活って　こんなものか”　なんて　実感してるけど　　下の世界は優しいとは限らない　　命を救ってくれる人も居れば　公園のネコは駆除すべきだと　思ってる奴らもいる　　安心は出来ないんだ　」

ビワの花と新葉

  
「ビワの花咲く季節は　ネコの季節　　そう思ってたら　怪しいおばはんが　上がってきた　　　　取り出した　大きい不透明のゴミ袋は　何を意味するのか　」



  
「ビワの花や新葉が　何かに効くのだそうな　　　そう言っても　自然に生えた山の木とはいえ　　ここは公園だ　ものには程度と言うものがあるだろう　　採り易い木に集中して　残るは枝ばかりにして　どうするんや　　　サルめ　」