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木枯紋次郎と七人の侍がネコになったらいいな

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「このポ-ズだけは 生まれたときから 教えられなくても知ってたねえ   写すなって 写す場面じゃないだろ 」


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「親は無くても元気な子だぞ  ここに乗って このポーズで お月様を見上げると トラさんのように強くなれる気がする 」




  
おまえみたいなハイカラ猫が どうして山村におるんや
「そう言う時代なんや  地方の労働力は仕事を求めて都会に集中し  都会の不要なものは山に捨てられるんや 」




  
とうとう母さんは旅立ってしまいました  子供たちは これから 自分の力だけで生きて行かねばなりません
思えば  子育てに追われ続けた 辛いばかりの一生だったように思えます  それでも 生まれてきてよかったのでしょうね  何度も子供を生みました そのうちの何頭かが育ちました 車で通勤する姉さんから缶詰をもらうこともありました 春が来てほっと気の和むひと時もありました
お疲れ様でした


  
虫取りに励むさまにも 心なしか真剣さが加わったような気がします





  
辺りの様子を見渡してから 行動を開始するようになりました


         
「早く早く! 」



  
ある程度の距離があるうちは ゆったりと構えて こちらの動きを見ています




   
腐りかけた柱の角で 腰の辺りを気持ちよさそうにかくなんて  クマさんのようですねえ  オランウータンかな ゴリラかな 




   
「エサおじさんが来たら急がないと  競争相手はタヌキやネコだけじゃないよ  イタチ カラス スズメ いっぱい居るんだから 」




   
子猫はトラちゃんだけかと思っていたら もう一匹居ました  母さんいよいよ大変です




   
こんなに小さいときから悪猫の顔をしています  野良ニャンとして生き抜く為には 悪いというのは大切なことなんでしょうね




   
見るもの聞くもの触れるもの みんな初体験ですよね   いろんなことをいっぱい経験して いっぱい学んで  とりあえず無事におとなになってほしいいものです




   
母さんをしばらく見ないと思ったら また小さな虎ニャンコを連れて帰ってきました   今年も生まれたのですね 女は大変です




         
南方熊楠記念館の近くで ここは沖縄かと思わせるようなタヌキ顔のネコさんに会いました   紀州と沖縄は黒潮で結ばれているからかも知れません




   
「昔このあたりに 南方熊楠という生物学の先生が住んでられたんやて 」
『それって クマなん? キ(樹)なん? 』
「違うがな ヒトや ヒトの名前や 偉い先生や 」
『ふ~ん 』




   
積み上げられた薪も 立てかけられたほうきも もう3年以上化石のように動きません   その前で まだ一年ばかりの命が母を見失ってうろたえています




   
「母さん 母さん  どこ行った~ん 」
大きな体をしていても 母を見失った虎娘は迷子そのものです


   
「わっ ヒトがいた 」
直前に来るまで ヒトがいることにも気がつかないうろたえぶりです



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