木枯紋次郎と七人の侍がネコになったらいいな
---Ninjya AD---
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裏をのぞくと なんと 見知らぬ訪問者の姿がありました 山村の廃屋といえども 畑の大部分は 近隣の人たちによって使われており ネコも 近隣の集落からやってくるネコさんがいるようです うれしい発見でした
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石の上に乗って 爪の手入れをする姿も 絵になってきました
「野良猫は 爪が命 」
「それで 今日はなんか用かい 」
などと 生意気を言うようになりました
山村の廃屋ネコさん 久しぶりに会うのは 気恥ずかしいか 顔を半分かくして出てきません
「付いて来るなって もう うるさいなあ 花の気分が 壊れるんやから 」
「さて出かけましょう 花が咲いて 眠るにも歩くにもよい季節になって うれしいね 」
トラニャンコは ひらひらと ゆれながら舞い落ちる 雪をながめています 下には なんと 見かけない大きななべ 中にはおじやが入っていた痕跡が どうやら 援助してくれる人が現れたようです
母さんを失って 一匹で暮らすようになったトラニャンコ 生きてるだろうかと心配でしたが 体も一回り大きく 大人の顔になって現れました
「このハシゴは もう使わない方がいいよ 腐りが来てるから ネコ専用ってとこだね 」
別れはあまりに辛くて 物陰に飛び込んで隠れます それでも 後姿が見たくて そっとのぞきます
「甘えたいんだよう おじさんでいいから甘えさせてよう 」
「行ってしまうんだね 寂しいよ 」
「このポ-ズだけは 生まれたときから 教えられなくても知ってたねえ 写すなって 写す場面じゃないだろ 」
「親は無くても元気な子だぞ ここに乗って このポーズで お月様を見上げると トラさんのように強くなれる気がする 」
おまえみたいなハイカラ猫が どうして山村におるんや
「そう言う時代なんや 地方の労働力は仕事を求めて都会に集中し 都会の不要なものは山に捨てられるんや 」
とうとう母さんは旅立ってしまいました 子供たちは これから 自分の力だけで生きて行かねばなりません
思えば 子育てに追われ続けた 辛いばかりの一生だったように思えます それでも 生まれてきてよかったのでしょうね 何度も子供を生みました そのうちの何頭かが育ちました 車で通勤する姉さんから缶詰をもらうこともありました 春が来てほっと気の和むひと時もありました
お疲れ様でした
虫取りに励むさまにも 心なしか真剣さが加わったような気がします
辺りの様子を見渡してから 行動を開始するようになりました
「早く早く! 」
ある程度の距離があるうちは ゆったりと構えて こちらの動きを見ています
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