梅雨の中休み

  
「何しに来たんやこんな日に　　薄日が差してても　どっと降ってくるかも知れんで　」
『くれるもんがあったら　さっさと出して　早よ帰って　昼寝し　』

縁の上も

  
「縁に上がれば　風通しが良いはずやが　あかんね　蒸し暑いな　」

何か着いてて

      
「お尻に何かついてて　気持ち悪い　」
　それを見せられてるこっちは　もっと気持ち悪いわい　

二度目の梅雨

      
「お盆や言うのに　二度目の梅雨や　
　秋のお彼岸は　二度目の夏かも知れんな　」

飼猫顔

      
「お陰様で　食料を探す心配がなくなり　顔も　だいぶ　飼猫顔になって来たでしょう　」
まだまだ　まだまだ　　まだまだまだまだや　

自転車カバー

      
「カバーをかけて　大切にしてるのに　台風以来　倒れたままや　
　カバーを掛けるのは　人に見られるとまずい　と言うこと　なのかも知れんな　」

テンが出た

  
「テンが出よったか　　あいつの牙は　鋭いから　逆らわんほうが　ええな　
　アライグマとちごうて　襲われる心配は無いし　」

夏祭り

  
「今年の夏まつりも自粛　それはええけど　　ネコのお供えも自粛　それはないやろ　」

開店時刻の違い

  
「儲かってる店ほど　開店が早い　　と言うことはやねえ・・・　」

アルミシート

  
「おっさん　相変わらず　早いな　」
相変わらずそこに寝とるな　　風が暑いやろ　
「暑くもあるが　ここが落ち着くんや　」

  
行きも帰りも　全く同じ格好　しとるやないか　
「アルミシートと格子が載せてあって　ネコのためか否か　分からんが　これのお陰や　」

カリカリ落ちた

      
「円盤形のカリカリが　石の割れ目に落ちて　　もう　舌が届かんねん　」
もうあきらめましょうよ　無理しないで　　アリさんにあげましょ　アリさんもお腹すいてることだろうし　

昔の登山者

      
「登山者ではなし　観光客でもなし・・・　　ホームレスなのかな？　」
登山や　登山者や　　昔の登山者は　今のように　きれいな服着てなかったんや　

ライオン似

      
日向で寝てると　ライオンみたいですねえ　
「あんなものに　たとえてほしくないな　　しかし暑いなあ　暑くても動くの面倒だし　　アフリカでなくてよかった　」

ルーズな人

      
「まだですかあ？　もう10分しかないのに　
　次に行くところのおばさんは　9時を過ぎてから来たものには　知らぬ顔で　何もくれません　」

まぶしく明るい

      
「“夜見ると　イリオモテヤマネコみたいだね”　なんて言ってくれる人もいるけど　　嬉しかないぜ　
　そんなことより　車道の横断は　ネコが最も苦手とするところだ　　こんなところで死にたかないなあ　」

      
『遠くに見える　まぶしく明るいものが　どんどん近付いてきて　自動車だと分かったときには　もう遅い　　　明かりがぼけているうちに　横断しないと　命を落とすことになる　』

ぜんざい

            
「外食は厳しいのやな　」
『それにしても　ぜんざいて　思い切ったことやったな　』
「わしらに　恩恵は　ないよな　」