寒さと寂しさ

      
「日が昇るころ　気温は最低　
　お日様を求めて　路上に出ても　　脚は凍えて　気温は上がらず　
　客足が遅いと　開店も遅く　　寂しさは　寒さを倍加させる　」
また　こんな季節が　来るのですね

交わる平面

  
「“二つの平面が交わる線上”　なんて言うと　　窮屈だが　安定した場所を考えるが　　屋根と屋根が交わる　溝のようなところで　　微妙に体重の掛け方を変化させつつ　まどろむのが　ネコの楽しみ　」

錆ネコ人気

  
錆ネコさんですね　　巷では　錆ネコさんに　人気が出て来たそうですが　
「“錆ネコを飼いたい”　なんて　変わった人もいるそうだが　
　婆さんに　なってしまうと　　声は掛からないよ　」

盆栽の部屋

      
クロちゃんは　寒いのを我慢して　窓外観察を楽しんでいるようです
もしクロちゃんが　いたずら心を起こしたら　SECOMは盆栽を守ってくれるのでしょうか

サクラの根株

  
ネコさん　お久しぶりです　　このまえも　ここでお会いしましたね　
「う～む　そうかも知れんな　」
この　根株の上が　好きなんでしょ　
「そうなんやな　この上で休むのが　最高なんや　」
じゃあなぜ　さっさと上がらないのですか　
「なぜって　　うるさいな　　そんなもん　わしにも分かるかい　」

本殿へ

  
「ようお参りです　　どうぞ　奥の方へ　ずずずい～っと　お進みください　　御遠慮なく　」
なにも　ネコさんに遠慮はしませんよ　

自動撮影

  
「夕闇迫れば　　　早くも冷えるね　」

  
「夜ともなれば　底冷えがする　
　　それでも　雨さえ降らねば　有難い幹線道路だ　」

  
「“冷える”　　なんてこと　言ってられないのが　野良稼業で　」

   
「夜が明けかかったころ　一番堪えるんだよな　」

落ち葉で代用

      
何をしてたのですか
「あまり　言いたくない　ことですが　
　　砂や柔らかい土が少ないので　
　　　垣根の下の落ち葉を　使わせて　頂いて　おりました」

クロネコは

  
飼猫さんですよね　　昔は　買い猫さんでも　立派なお方が　珍しくなかったものです
「持ち上げられても　気持ちは複雑　　“黒猫は　強そうに見え　気が小さい”　あれ　ほんまやで　」

静かな公園

  
「サルガキのいない公園は　落ち着きがあり　寂しくもあり　」

良い季なのに

  
「筍の季節は好い季節と言うのに　風情のかけらもない　黄黒のワイヤーカバー　　おまけに　雪の下から出てきた　段ボールに枯れ枝　　あさましき　サルどもめが　」

ドウダンの林

  
「天然の林風に　密に植えられた　ドウダンの林　
　雰囲気は出てるが　　ネコにも厳しいほど　密になっている　」

寒の戻りが

  
「ちょいとばか　温かくなってきましたな　」
『温かさに　体が慣れると　寒の戻りが　怖いですぞ　』
「ふんにゃ　確かに　ふにゃふにゃ　」

猫は相見たがえ

  
「おまえさん　飼い猫さんじゃろ　それにしては　おちついとるな」
『野良さんじゃな　まあ仲よくしようや　ネコは相見たがえじゃ　』

ドブさんいない

  
「我々が利用するようになってから　ドブの主だったドブネズミを　見かけなくなりました　　ヒトは喜ぶのかも知れませんが　我々には寂しさもあります　」

ネコにキンカン

  
「果物はネコに似合わないが　甘いキンカンだと言っても　キンカンは一層似合わないね　」