木枯紋次郎と七人の侍がネコになったらいいな
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このネコさん 斜面を駆け下りて 最後の段差を跳び下りようとしているところですが ここに至るまでに 数十メートルにわたって 森の中を 全速に近い速さで 駆け抜けてきました 理由はよく分かりません
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「私が 黒ネコさんの言う “ヘンな奴”でございます 石垣は黒ネコさんが見張ってるので 普通に 坂道を歩いてまいりました 黒ネコさん ごめんなさいね 」
ネコさん 何を見張ってるのですか
「ここは石垣が高くなって フェンスはなくなるやろ さすがに人は上がってこんが ネコは上がってくる ヘンな奴がおるんや 」
ふ~ん
うわあ 久しぶりやなあ
「おっ ほんまにお久しぶり 生きてましたか 」
そら わしの言うことや しかし だいぶやせたな 歳もあるやろけど
「やせて当たり前の歳や 生きてるだけ有難いんやけど 近頃 めっきり外国人観光客の割合が増えて わしらの商売が立ち行かんのや 感覚の違いやね 」
時代が変われば 波をかぶる者もあるわな いろいろあっても また会うまで 生きててや
「そちらも元気で また来てや 」
「カメラが なんやねん 」
警戒はしておりますが 望遠レンズで2m.ほど距離があるのと 草のつるや枝の ネットの陰に 一応隠れているつもりですから まだ強気です
「橋といえば 身投げ 密会 不倫 ろくなこと考えないね
それじゃ 旅立ち 別れ これも寂しいね
考えるからいけないんだ 寝ましょ寝ましょ 」
「裁判所にも ネコはいるんやで 守衛さんの目を盗んで・・ てなわけやなく もちろん公務員ではなく 植え込みのつつじの花みたいなもの と言いたいのやが 花の周りに生える草みたいなもんかな もうちょっと ましに見て欲しいけどな 」
橋の上から身を乗り出して 川原で遊ぶ小鳥に 興奮しているのであります
すぐ下 とはいえ 跳びかかるには高すぎますし
仕方なく 橋の袂から川原に降りてきたのではありますが
「着いて来るなって 鳥が逃げるやろ 」
橋の袂から降り始めた時点で 鳥さんは皆 逃げ去っていたのであります
「春が来るなあ 白の輝きが 日に日に増してくる 」
「うるさいなあ おまえら おれはなあ 季節の春を言うてるんや 」
池之端に現れた お三毛さん 魚狙いかと思いきや 魚を狙う鳥を狙ってるそうで 大物狙いです 上品な顔と きれいな毛もようは 飼いネコさんに見えますが 実は野良さんで 子育てに奮闘しているとか 女は大変 女は強しです
護国神社で 有難そうなお猫様が 境内をくまなくパトロール しておられました
後ろにカラスが居るぞ 食べないのか?
「カラス? 冗談じゃないよ そりゃ 飢え死にしそうになれば あいつを獲ることも考えるけどね 下手に近づいたら こっちの命が取られっちまうよ 」
ネコさん ネコさん 仔猫さん どこ行くの?
「ちょっとそこまで 」
何しに行くの?
「なにやかやと ばたばたしまして 」
たいへんですね
「おおきに ほなまた 」
いつからのご無沙汰だか はっきりしませんが 元気でお会いできたのは 嬉しいことです
「お互いにね 」
ガラスの奥の暗い部屋は さすがのネコさんの目をしても見えないようで 呼ぶ声の源にピントが合いません
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